2019年 11月 の投稿一覧

2019年のリーガルテックの所感(ざっくり ver)

2019年のリーガルテックをざっと振り返ってみますと(あくまで、プレスリリースベースですが)、注目度の高いサービス(クラウドサイン、AI-CON、LegalForceなど)のリリースは、概ね完了したと思います。

現在は、システム改善や、マーケティングが積極的に行われている印象です。

クラウドサインは、何といってもTVCMの放映、SMBCフィナンシャルグループとの合弁会社設立に注目が集まっていると思います。

AI-CONは、(このようなブログを運営していることもあって) 地道な機能改善活動が、印象的です。やはり、Webサービスなのですから「開発」に軸を置いた情報発信は信頼に繋がっていくと思います。

最近では、大学との共同研究といったプレスリリースも多く見られ、4大事務所である「森・濱田松本法律事務所 × 東大松尾研究室」をはじめとして、4大事務所のリーガルテック分野への動きが活発化しているように思います。

俯瞰してみると、クラウドサインの「リーガルテック API エコシステム」や、伊澤文平氏の「LegalTech協会」のような、リーガルテックサービス間の横の繋がりが、重要になってきそうです。

やはり、ユーザーは利用した後の拡張性も気になりますし、今後、リーガルテックサービスが新規に開発されたとしても、輪に入ることができないと事業展開が難しくなってくるでしょう。

引き続き、リーガルテック関連のニュースを集めてまいります。

AI-CON、ASPIC IoT・AI・クラウドアワード 2019にて、ASPIC会長賞受賞を発表

AI契約書チェックサービス「AI-CON」を提供するGVA TECH 株式会社は、「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード 2019」にて、ASPIC会長賞受賞を発表しました。

ASPIC IoT・AI・クラウドアワード 2019」とは

ASPIC IoT・AI・クラウドアワード 2019とは、日本国内のクラウドサービスを対象とした、特定非営利活動法人ASP・SaaS・IoTクラウドコンソーシアム主宰、総務省後援のアワード。

総務大臣賞では、NECの「マイナポータル連携問い合わせ自動応答ソリューション」、ASP/SaaS部門ではビジュアルプロセッシングジャパンの「CIERTO(シェルト:デジタルアセットマネジメント)」が受賞しています。

AI-CONは、「AI部門/ASPIC会長賞」を受賞しています。

「AI-CON」とは

AI-CONとは、山本俊氏率いる「GVA TECH 株式会社」が提供するAI契約書チェックサービス。 契約業務の効率化・法務業務の生産性向上を目的としたリーガルテックサービスです。

同氏は「GVA法律事務所」の代表弁護士としても活躍されており、スタートアップ/ベンチャー法務・グルーバル法務を手がけています。

また、GVA法律事務所は、同じくリーガルテック分野で知られる橘大地氏(弁護士ドットコム取締役、クラウド契約サービス「クラウドサイン」事業責任者)の出身事務所としても知られています。

引き続き、リーガルテック関連のニュースを集めてまいります。

(参考) AI契約書チェックサービス「AI-CON」が総務省後援「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード 2019」AI部門でASPIC会長賞を受賞 – GVA TECH 株式会社

リーガルテック社、「AOSデータルーム 人事管理」の提供を開始を発表

eディスカバリ、フォレンジック分野のリーガルテックサービスで知られるリーガルテック株式会社は、同社機密需要報共有クラウドサービス「AOSデータルーム」をカスタマイズした、HRTech人事デューデリ情報共有システム「AOSデータルーム 人事管理」の提供開始を発表しました。

「AOSデータルーム」とは

まず、「AOSデータルーム」とは、機密性の高い高価値なデータを安全な共有クラウドで保管するサービスです。

VDR(バーチャルデータルーム)とも呼ばれ、M&Aやデューデリジェンス、パートナーシップ交渉など、重量な戦略的取引での活用が想定されています。

「AOSデータルーム 人事管理」とは

「AOSデータルーム 人事管理」は、上記「AOSデータルーム」の取り扱う分野の内、人事デューデリや、人事採用を行う際の個人情報に焦点を当てたシステム。履歴書、雇用契約、給与条件、就業規則など人事・個人情報のセキュアな取り扱いが想定されています。

「AOSデータルーム 人事管理」の特徴

同サービスの特徴として、以下が挙げられています。

  • 知財に関する機密情報をクラウド上に預かる「オンライン貸金庫」
  • 組織図に合わせた「フォルダ構成」で人材情報を共有
  • 管理者だけが見られる「ファイル閲覧履歴」で進捗管理
  • 履歴書や職務経歴書が紙ファイルであっても「OCR」でテキスト化
  • クラウド上で情報を共有し「コスト削減」
  • 人事に特化したフォルダ構成で「即時導入可能」

ますます重要かつセンシティブな情報となっている個人情報。かつての牧歌的な個人情報の時代から、現在では、データ資本主義と呼ばれるほど、その在り方が変容しています。リーガルテックの取り扱う分野としても、引き続き、個人情報保護は普遍的なテーマとなっていくことでしょう。

(参考) 11月6日 リーガルテック社が「AOSデータルーム 人事管理」の提供を開始万全のセキュリティで人事の個人情報を安全に共有 – リーガルテック株式会社

(参考) リーガルテック社が「AOSデータルーム 人事管理」の提供を開始 – PR TIMES